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御剣先生に転校生を押し付け、脱兎の如く逃げていく薬袋先生。
気持ちは分からなくもないけど……薬袋先生、逃げた方がヤバいと思いますが?
その証拠に……
「チッ……後で、奏と一緒に調教……いや、指導するか」
とか言って、ニヤニヤ笑ってるし。…つか、いま調教って言ってたよね!指導って言い直したけど絶対、調教って言ったよね!
「……そんな事よりぃ、てんこーせー君を紹介したほーが良いんじゃないんですかぁ?」
そんな事!薬袋先生の命(←?!)の危機かもしれないのにそんな事!
「あ? あー……何だっけ?」
……名前、忘れたんですか?
しかも転校生君、顔見えないし。さっき、薬袋先生が御剣先生に紹介?した時、御剣先生の方に押したから後ろ向いてるんだよな。
「まぁ、いいや。自分で紹介できるだろ?」
けど、凄い髪の色だな。ピンクって………。背中に兎のリュック背負ってるし……
「えーと、篠宮 水羽(シノミヤ ミナハ)です。よろしくね!」
うわ、スッゴい美少女顔だ!髪色ピンクだろうが、兎のリュック背負ってようがこの顔なら違和感無い。
「……美少年とは聞いてたけどぉ、凄いねぇー。タチの奴らみーんなヤられてんじゃーん」
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