1.日常

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勢いよくシャワーが流れる音を聞いてオレは今日1日のNAOTOさんのスケジュールを確認をする 「今日はそこまで忙しくないな…」 今日はTVの収録が2本とラジオの収録が1本といつもよりは少なめな日程だった 移動の確認や合間の時間をどう使うか考えていると、さっきまでぼやけて聞こえていたシャワーの音がはっきり聞こえて来ることに気付いた 「…TOSHI~?」 声のする方を振り返るとNAOTOさんが風呂場からリビングに出てきていた 「…ちょ、NAOTOさん!タオルで隠すかなんかしてくださいよ!!あ~、しかも床ビシャビシャじゃないですか…」 いくら一緒に生活してるとはいえ恥ずかしくはないのだろうか…? 「あ…、ごめん。今拭くよ」 「…いいですよ、オレが拭いときますから。それよりどうかしたんですか?」 「わりぃ。あのさ、ボディーソープ無いんだけど…?」 よく見るとNAOTOさんの体は中途半端に泡がついている 「それなら洗面所の下の棚に新しいのありますよ」 「あっマジで?分かった、サンキュー」 そう言ってNAOTOさんは風呂場へ戻って行った そんなことなら風呂場から言ってくれればオレが持ってくのに… まぁそれがNAOTOさんの良いところなんだけど とりあえずオレはタオルで濡れた床を拭いていく 「…泡くらい流してから出てきてくれれば良かったのに…」 床は若干ヌルヌルしていた
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