73人が本棚に入れています
本棚に追加
床を拭き終えて再びスケジュールの調整をする
「午前の収録が終わった後に少し間があるな…」
NAOTOさんは多分朝食を食べていかないから昼食の場所でも決めておくべきか…
もしかしたら他のメンバーの人と食べに行くかもしれないし
とりあえずTV局から近い場所にある店にチェックを付けておく
「よしっ、こんなもんかな…」
一段落終えて一息つくと、カラカラッと乾いた音が風呂場の方から聞こえた
スッキリとした表情でバスタオルを腰に巻いた格好でNAOTOさんが出て来る
「ふぅ…、あっ床拭いてくれたんだ」
「NAOTOさんが泡を洗い流してから出て来ないからキレイにするの大変でしたよ」
オレがムッとしながらそう言うと、NAOTOさんは笑いながら冷蔵庫に向かいミネラルウォーターを取り出した
「だって途中でボディーソープ無くなるんだよ?TOSHIだって同じ状況だったらそうなるって」
そして一気にミネラルウォーターを飲み干す
「まぁオレは昨日の時点で無くなることには気付いてましたけどね。替えが置いてある場所は知ってますし」
生活用品の管理はオレがしてるから知ってて当然なんだけど
「気付いた時点で取り替えといてくれよ~」
そう言うNAOTOさんはまるで幼い子どものようだった
「まぁオレもちょっとそういうトコではTOSHIに頼り過ぎかもな」
と、少し反省しているのかシュンとした表情を浮かべる
「オレはNAOTOさんのマネージャーなんだから、別に気にしなくてもいいんですよ」
「…そうか?」
フォローをするもまだ腑に落ちてなさそうなNAOTOさん
「ほらっ、もう7時30分ですよ。早く準備しないと」
「うわっ、マジだ!」
こうして今日も慌ただしい日常が始まる
…ちょっとからかいすぎたかも
最初のコメントを投稿しよう!