1.日常

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楽屋を出てオレは別の階にあるマネージャー室に向かう 廊下を歩いている途中、トイレから見覚えある顔の人が出て来た 「あっ、TETSUYAさんおはようございます」 「おはよう、なんか眠たそうだね」 TETSUYAさんはNAOTOさんと結構仲が良く、オレもプライベートで一緒に遊びに行かせてもらってる この間も家に泊まり来たりなど、EXILEのメンバーの中ではNAOTOさんの次に関わりの深い人だ 「今日は朝からバタバタしてたもんで…」 オレは朝が苦手だ マネージャーとしてNAOTOさんより早く起きておかなければならないため、今日のような時間の早い収録は結構キツいものがある 「だって目が死んでるもん」 そう言ってオレの顔を見て笑う TETSUYAさんは笑うとき、とても優しそうな顔をする 「あいつといつも一緒にいると大変じゃない?」 大変… 大変と言えばそうかもしれないけれど、自分自身で望んだ仕事だし、何より誇りに思ってる 「大変ですけどNAOTOさんのおかげで毎日充実してますし、なんだかんだで楽しいですよ」 TETSUYAさんは、「そっか」と言ってオレの肩をポンと叩き、 「まぁ頑張ってね」 と言って楽屋へ向かって行った オレは振り返り、ハイと返事をした 「TETSUYAさんカッコいいなぁ…」 オレが少しTETSUYAさんに見とれているとポケットの中の携帯が鳴った 「ん?NAOTOさんだ…」 何かあったら連絡くださいとは言いはしたけれども、早すぎる 『オレの服は!?』 全くこの人は…
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