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伝説の狼
ある町の宿に一人の侍が泊まっていた。
その侍の髪は黒く、瞳はギラギラと狼のように鋭く、腰には大業物がさしてある。
隅の壁によっ掛かり、仮眠をとっている。
すると、下の階で大きな物音がした。
大男:『どけどけぇ!俺様は伝説の戦国の狼である!!酒を振る舞え!!女をよこせ!!』
下っ端:『言う通りにしやがれ!!さもねぇとここにいる連中全員血祭りだぁ!!』
どうやら下で大男と下っ端が暴れているらしい。
下の階の人達は大男の恐ろしい顔と【戦国の狼】という異名を前にガタガタと震えているばかりであった。
大男:『早くしねぇか!!酒と女だ!!』
大男は宿の中を荒らし回った。
すると、上の階から先程の侍がおりてきた。
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