お母さん+お父さん=息子

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…俺は森を歩いていた とても静かで、人の気配などまったくない森だ。 今は秋。秋の森とはなんとも素晴らしいものである。 紅葉が俺を赤々と照らしていて、もしこんなところでデートをしたら顔を赤らめた彼女にゾッコンだろう。 (……まぁそんなことはこの話には関係はない) とくに森を歩くことに意味はなく、ただ歩きたいというだけで俺は歩いていた。 その時である 私は気付かなかった。 目の前に木の根の罠があることに……… ……… ぁ!!!! 俺は豪快にこけた。 ……しかしまたもや俺は知らなかった。 目の前に地面から飛び出た、中くらいの石のことを ガッ 私は勢いよく底にスネがぶつかった 『!!!ぅあっ!!!』 私はぶつかってすぐスネをおさえ、悶えた。 とても痛い。 10段階中9ほどの痛みだ …… チラッと見ると、スネからは血がドクドクと吹きでている…… こんなことなら来るんじゃなかった。 俺は持っていたハンカチで傷をおさえつづけている …… 少し見てみた あぁ……… 骨がくっきりと見えている 痛いわけだ その骨は白色ではなく、茶色い赤で鈍く光っている。
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