お母さん+お父さん=息子

7/7
前へ
/7ページ
次へ
……… 今まで自分の骨なんて歯でしか見たことがなかったため、少し気分が悪くなって来た… ……フゥ …… 麻痺したのか知らないが、少し痛みが引いた 俺はすぐにそこから今来た道を戻り始めた 少しでも戻らないといけない 俺は出来るかぎりのスピードで走ろうとした しかし…… グッッッ!! 痛い 痛い痛い痛い 再び痛みが振り返してきた……!! さっきよりもひどい痛みだ…… 心臓の血液を送るリズムに合わせてだんだんと痛みがどんどん増してくる 痛い 痛い 痛い痛い 痛い痛い痛い 汗が滝のように流れ出ている …… あぁもう俺はここで死ぬんだな。 俺は悟った だが ……クソッ!! 俺は立ち上がろうとした。 「こんなとこで死んでたまるか!!」 心の叫びを声に出した その声の振動でまた痛みが増した 俺は立ち上がった。 だがまた座ってしまった あまりの痛さに立てなかった …もう痛みはそんなレベルまで達しているのか …… 俺はどうすればいいんだろうか…… !! その時ふと思い付いた 綺麗な水の近くには人がいる 俺は出来るだけ人のいる所へ行きたかった
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加