二章*新しい出会い

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私は笑い声が聞こえた方を見た。 そこには笑いをぐっとこらえている男の人がいた。 『おい!亮。失礼やんか』 その友達がその亮っていう人に言った。 『ごめん。だってどうも。梨花ですだけやで?はは。すごい、おもろいやん!』 そう言って笑っている。 私は自分がきている合コンなんか忘れてその人を見ていた。 『ごめんなぁ梨花ちゃんやったっけ。亮、変わった人好きやから』 そう友達に言われた。 『いえいえ』 そう言いながらもなんやぁ、変わった人好きって。 あたしが変わってるっていうこと? 『ごめんな。梨花ちゃん。あと俺は亮。よろしく』 謝られたと思ったら自己紹介をされた。 『あっはい。よろしくです…』 いきなりだったから変な挨拶になってしまったけど。 『なんや…よろしくですって!』 また笑われた。 ドキッ。 なんや…ドキッって。 私なんで今ドキッってしたん? なんやこれ… わけのわからない感情に戸惑った。 .
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