“綺麗な薔薇には刺があるってか!?”

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-a.m. 1:28- 2,March,2014 「Damn!法王庁の奴ら、あんな悪魔憑きの娼婦を俺に回しやがって!? この優しい優しい“ルシファー様”でも、キレちまうぜ」 「……貴方のどこに優しさなんてあるんですか?出来れば、小一時間ほどご教授願いたい」 二人の男が深い山の中を疾走していた。 一人は赤を主体にしたレザーのジャケットを羽織り、一人は足元まで伸びた長いコートを着ている。 「Hey!相棒!! てめぇの目は節穴か?いっぺん穿り出して磨いてやろうか!?」 「もう少し静かに話せませんか。それに化物に僕達の場所がバレたらどうするんですか。 貴方のせいで、僕達は丸腰なんですよ?」 熟練されたハンターである二人が今のように山中を逃げ回っているのには理由…… 全ての元凶は“ルシファー”にあった。 遡ること二時間……。
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