手紙と許婚

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━━━━━━━━━━━━━━━ 憂へ お母さんです。 一人暮らしは慣れましたか? 突然ですが、憂に誕生日プレゼントがあります。 今、目の前に居る神崎 美咲ちゃんです。 ……………… ━━━━━━━━━━━━━━━ 「……へっ!?」 突然すぎて意味がわかりません。 「これ、どうゆう意……」 「ちゃんと最後まで読んでください」 美咲さんと思われる人物が間髪入れずに言ってくる。 ━━━━━━━━━━━━━━━ ……………… この娘は、憂の許婚です。 しっかり面倒見てあげなさい。 それじゃあ、あまり無理しすぎないように。 母より ━━━━━━━━━━━━━━━ 許婚って……どーゆこと?? 「えっ、あの……これは一体……」 「つまり、そうゆう事なんでよろしくお願いいたします」 おいおい……待てよ。 このパターンは絶対、面倒なパターンだろ。 美咲さんはずかずかと俺の部屋に上がり込んだ。 俺は慌ててあとを追う。 この瞬間、素晴らしい一日にならないことを確信した。 部屋へ戻ると美咲さんは、四角いテーブルの奥側に正座していた。
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