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この機会に、勉強に対して
全くやる気のない青井に
喝を入れてやろうと思って、青井を睨んだ。
だけど青井は自分の手についた血を見て、黙り込んだ。
みるみる顔色が悪くなっていく。
「青井?」
「…だめ……。ほんとに死んじゃう…。気持ち悪い……」
青井は鼻血を拭く気配もなく、血のついた自分の両手を見ている。
顔はこわばって、血のついた手の震えかたは尋常じゃない。
なんか、やばいなって思って
俺はハンカチを出して青井の手に置いて、その手を鼻に当てさせて、押さえさせた。
とりあえず、保健室に連れて行った。
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