*5* 肩ごしのひまわり。

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この機会に、勉強に対して 全くやる気のない青井に 喝を入れてやろうと思って、青井を睨んだ。 だけど青井は自分の手についた血を見て、黙り込んだ。 みるみる顔色が悪くなっていく。 「青井?」 「…だめ……。ほんとに死んじゃう…。気持ち悪い……」 青井は鼻血を拭く気配もなく、血のついた自分の両手を見ている。 顔はこわばって、血のついた手の震えかたは尋常じゃない。 なんか、やばいなって思って 俺はハンカチを出して青井の手に置いて、その手を鼻に当てさせて、押さえさせた。 とりあえず、保健室に連れて行った。
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