『予感』

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何にせよ、伸二か僕の応答がなければ、孤立は完成される。 「………フッ。」 思わず吹いてしまった口を慌てて手で覆う。 いや、今は独りなのだ、不謹慎だの何だの気にする必要はなくなっている。 懐中電灯の光を消し、しばらく前から閉じていた片目をゆっくり開けた。
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