ある年のクリスマス

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気づくと俺まであいつらのとこに集まってて。 考えてた間に麗華ちゃんの涙も消えたようだ。 誰からともなく笑みがこぼれる。 「いつもの仲間と一緒じゃ、変わり映えしないクリスマスね」 いつもの麗華ちゃんの皮肉をこめた言葉。 「俺は好きだぜ?」 ディーコンが麗華ちゃんに歩み寄る。 「…ありがとう」 「珍しいほど素直だな。雪でも降るんじゃないか?…って、降ってるっ!」 俺は上を見上げて叫んだ。 ふと思う。 こんなクリスマスもありかも、ってな。
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