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「まずいまずい!!このままじゃ売り切れちまう!!」
俺は今、某アニメショップに向かって全力疾走している。
何故なら、今日限定モデルのヒーローフィギュアが発売される日だからだ。
限定数個というとても少ない個数だから急がなければ売り切れちまう!!
「くっそ!!あんの担任め!!なんで今日に限って進路相談なんかしやがんだよ!!」
だぁーっ!!信号に捕まっちまった!!
急いでる時に限って……ん?
「あれ?あの子供……」
なんかやけにふらふらしてるが……
まさか、車が普通に走ってるのに歩いて出て行ってそのままお陀仏とかいうベタな展開に……
いや、考えすぎか。だいたい保護者が止めたりするだろ。
それに他の人達も気づいて止めようとするだろうし……
「……いや、これマズくないか?」
なんでだ?なんで誰も気づかないんだ?
つーか保護者はなにしてる?子供が道路に近づいてんだぞ?
「見てらんねぇや」
俺はその場から移動し、子供に近づく。
そして……
「あぶねーぞ」
後一歩で道路に出そうになった子供を止めた。
ふぅ……一件落着かな?
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