随時

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あれは 遠い とても遠くて近い 広い広くて大きな空を ふたりで仰いだ あの日の悲劇 空から響く 小さな 遠雷 そしてそれは やがて大きな嵐となって 私逹に降り注いだ ねぇ 貴方がいるなら こんな地位なんて無意味よね そんなことを言ってみた …そう ちょうど この部屋くらいの 暗闇の中で …暗闇の中で 暗闇の中で私達は 罪を犯した 互いを確かめあってしまった だって 知りたかった 私にもちゃんと               熱が 色があるのか なんて 言い訳にすらならない 笑えない 何時も 常に 胸が軋む 音がする 止めて この叫びを 私を 止めて
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