コックリさん

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「じゃあ、始めるよ」 放課後の教室…閉めきられたカーテン、電気も消し 薄暗い教室にロウソクの火が ユラユラと揺れる。 一つの机に四人が囲むようにすわり、一枚の紙と十円玉を見つめる。 「ねぇ、本当に呼び出せるのかなぁ?」 「大丈夫だって、アタシがこの前、美香子達とやった時は成功したんだって!」 心配する葉子に、比奈子が言う… コックリさん…本当はやりたくなかった… こう言うのって、たまに変なのが来ちゃうっていうし… 『ねぇ、やっぱり止めない?』 「紗智、怖いのぉ?」 コックリさんをやろうと言い出した愛がクスクスと笑いながら言う。
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