コックリさん

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『ねぇ…やっぱ…』 アタシが言いかけた時だった…十円玉にのせた指がゆっくりと紙の上を動いている。 「うそっ!本当に来た!」 「やだっ!マジでっ!」 「愛が動かしてんじゃないの~」 うそ…本当に…動いてる。 呆然としてるアタシ… 愛達は人気のある男子が誰を好きかとか、簡単な質問をコックリさんにしていく。 その間、アタシはただ動く十円玉を見ている… 何故だろう… 怖い… 寒いのに…汗が止まらない… 嫌だ…もう、止めたい…
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