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「そんなことどうでも良いのだ!!
早く百貨店にいくぞ!!」
「痛い痛い!!痛いって!!」
竜樹が痛がっているのも無理はない。
顔を真っ赤にした秋は竜樹の腕を握り、全速力で走り出してしまった。
「ハア…ハア…やっと着いた…。」
俺の腕ちゃんと付いてるよな…?
ちぎれるかと思った…。
「リュウ…。ごめんなさい…。」
3分程で百貨店に着いた訳だが俺の手首が悲鳴をあげている。
秋はさっきからずっと謝りっぱなしだ。
「大丈夫だよ。腕も全く痛くないし!!」
当然嘘である。
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