第五章

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「そんなことどうでも良いのだ!! 早く百貨店にいくぞ!!」 「痛い痛い!!痛いって!!」 竜樹が痛がっているのも無理はない。 顔を真っ赤にした秋は竜樹の腕を握り、全速力で走り出してしまった。 「ハア…ハア…やっと着いた…。」 俺の腕ちゃんと付いてるよな…? ちぎれるかと思った…。 「リュウ…。ごめんなさい…。」 3分程で百貨店に着いた訳だが俺の手首が悲鳴をあげている。 秋はさっきからずっと謝りっぱなしだ。 「大丈夫だよ。腕も全く痛くないし!!」 当然嘘である。
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