第一章

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キーンコーンカーンコーン… 「ん……。…今何時だろう…。この抱き枕気持ちいいな…。いい匂いするし…。…抱き枕!?」 俺は思わず跳び上がる。 「ぬぅ…。ぬ!!リュウ!!ずっと会いたかったんだぞ!!」 俺はいつの間にか、何故かここに居る天王龍院に抱き着いて寝ていた。 「??前会ったっけ?」 「ぬ!!私と遊んだではないか!!私はずっと覚えておったというのに……、リュウは、リュウは…グズッ忘れて…ヒック…おった…のか?」 天王龍院は大粒の涙を流し始めた。 不謹慎だが可愛いな。 どうやら天王龍院は俺の事を知っているらしい。 「え!?いや…ちょっと!! 天王龍院?」
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