第一章

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「昔は…ヒック…グズッ…あーグズッ…ちゃんと…ヒック…よんでおったではないか!!」 「あーちゃん?」 あーちゃん??なんか思い出しそう。 「あ!!あーちゃん!!あのあーちゃんなの?」 「そうなのだ!!あのあーちゃんなのだ!!」 さっきまで泣いてたのにすぐに満面の笑みになりやがった。 可愛いじゃないか。 涙の跡もあるし、さっきのは嘘泣きではないようだ。 「やっぱりリュウ~大好きなのだ~。もう離さぬぞ!!」 また抱き着いてきた。感触がなんとも…。 もしかして俺って変態…?少なくとも拓也よりはましだろ。
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