第二章

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「お前と天王龍院はどういう関係なんだ!!」 俺への質問の九割はこの質問。 残りの一割は想像に任せる。 俺は正直に言うつもりは全然無かった。 そう。俺は。 しかし不意に膝の上に座っていたあーちゃんが机の上に立ち上がった。 座っている俺にはあーちゃんのスカートの中が見えてしまう。 つまりこういうことだ。 今日は白。 話が逸れたので戻そうか。 そして腰に手を当てながら… 「リュウは私の夫になる人間なのだ!!何人たりともリュウは渡さないのだぁぁぁぁ!!」 教室中に響き渡たったあーちゃんの声で周りの男子と一部の女子は言葉を失った。 つまり俺のピンチ。
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