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「お兄ちゃん、ありがとう!」
嬉しいという想いを体全体で表し、俺に左腕に抱き着く澪。
感情がひしひしと伝わって来る。
今までは素直になれず、寂しい思いをしてきたのだろう。
「お義姉ちゃん、お兄ちゃんをよろしくお願いしますね」
「ぬ!お世話になっているのは私の方だが、任せてくれ!」
秋のおかしな日本語に3人で笑い合い、楽しい晩御飯を過ごす。
澪が帰ってから1時間程経った頃に母も大量の荷物を持って帰ってきた。
母も愛歌さんの料理に驚きながら平らげて、明日も早いということで自動車で帰って行った。
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