第十章・1

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結果的に秋はすぐに寝てしまった。 全身を俺に預けて、「すぅ…すぅ…」と可愛らしい寝息を立てている。 洗面所を出た時に秋が寝ているのを確認したから、寝たのは抱っこをしてすぐだと推測できた。 やっぱり今朝、或いは昨晩から張り切っていて、疲れたのだろう。 それにこのお泊りの準備も一朝一夕で出来るものではなさそうだ。 一生懸命に頑張ってくれた秋、それに愛歌さんを代表するメイドさん達に感謝をしないと。 離してはくれないみたいだし、頑張ってくれた秋を抱きしめて寝ようと思う。 今夜は良い夢を見てくれると嬉しいな。
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