誘惑そしてお仕置き

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俺が躊躇いながら言葉を濁し、視線を先生の膨らんだお腹へと向けた。 その視線に気付いた先生は、うっすらと頬を染めて言った。 「そうなのよ…できちゃったの。赤ちゃん」 そう言う先生の顔はとても嬉しそうで。幸せそうだった。 「おめでとう」 俺がそう言うと、白い肌に笑窪を深く刻み笑いながら、ありがとうと言った。 「…お父さんになる人はどんな人?」 俺が不意に言った言葉で、先生は眉を顰めた。 何かまずい事でも言ったのだろうか?俺が少し焦り始めていると、先生はゆっくりと口を開いた。 「それが…、この子にはお父さんがいないのよ」 先生はお腹を擦りながら、寂しそうに答えた。 え…それはどういうことなのだろうか。俺は何と返したらよいか、頭をフル回転したが、良い言葉が思いつかなかった。 そんな俺を見て、先生はクスリと苦笑いを浮かべ、 「そんな顔しないで?…この子はちゃんと産むし、私一人だって大事に育てていこうと思っているから」
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