誘惑そしてお仕置き

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「僕との約束覚えていないとは…言わないよね?」 口角を上げ上条は言うが、目は笑っていない。 俺はそれにただひたすら頷くしかなかった。 「じゃあ…守れなかった時はどうするか覚えているよね?」 「…お………おし…おき」 そう声を出すのにもかなり時間がかかった。みっともなく声は震え掠れていた。 「ぅ…っあ!??」 頭に強い痛みが走る。頭を摩りながら瞬間的に瞑ってしまった瞼を開くと目の前には上条の顔が目一杯に広がっていた。 どうやら押し倒されたみたいだ。俺の顔の両脇には上条の腕があり、逃げ出すこともできない。 「お仕置きだから」 上条はニヤリと不敵に笑ったと思ったら、俺の唇に温かいものが触れる。
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