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「キャーッ!!この甘鯛のポワレ、とっても美味しいわ!!」
「はい!!甘鯛の身とソースが合っててとっても美味しいです!!」
料理の美味しさにはしゃいでキャーキャー言っている智美と奈緒。
いつもは一緒にはしゃぐ加奈だが、今日は有斗と静かに食べながらはしゃぐ二人を微笑んで見ている。
修一と賢悟も食べながら、はしゃいで食べる二人を見て微笑んでいる。
智美と奈緒はオードブルの生ハムとフルーツのサラダを食べた時からはしゃいでいる。
「失礼します。牛ヒレ肉のステーキでございます」
ウエイターさんがメインディッシュを運んで来た。
「わぁ!!美味しい!!肉汁が口の中に広がるわ!!」
「はい!!とっても美味しいお肉です!!」
メインディッシュを食べながらまたキャーキャーとはしゃぐ智美と奈緒。
「二人とも食いしん坊だね」
「それに子供みたいにはしゃいで食べるんだね」
修一と賢悟がからかう様に言う。
「女の子は美味しい物を食べるために生きてるのよ?知らないの?」
「はい、女の子は美味しい物をひと口食べた瞬間の感動に幸せを感じるんです」
無邪気な笑顔で答える智美と奈緒。
そんな二人の答えを聞いて、思わず笑顔になる修一と賢悟。
「そんなにパクパク食べると太るよ?いいのかい?」
賢悟が笑顔で意地悪をして聞く。
「太ったらダイエットするから大丈夫です。美味しい物を食べられるならダイエットなんてへっちゃらです」
「それに毎週2回エステに行ってるから大丈夫だもん。それでもダメならジョギングするもん」
大きな口を開けて食べていた奈緒と智美はフォークとナイフを皿に置くと、かわいくピースサインをして答える。
「「あはははは」」
修一と賢悟は二人の返事を聞いて愉快そうに笑った。
それから4人は楽しく話をしながら食事の時間を過ごす。
加奈と有斗は食事をしながらそんな4人を微笑んで見ていた。
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