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「修一君、賢悟君、それに智美ちゃん、奈緒ちゃん、今日はお疲れ様でした」
デザートのバナナのスフレとアイスクリームを食べて、コーヒーを飲んでいると有斗がにこやかに言った。
「「北条さん、美味しいフレンチのランチごちそうさまでした」」
智美と奈緒が笑顔でお礼を言う。
「智美、奈緒ちゃん、今日はお見合いをしてもらったんだから、お礼は有斗と私が言わなきゃだよ?」
笑顔で言う加奈。
「北条さん、今日はありがとうございました。楽しかったです」
「はい、まさか女の子とこんなに楽しく話せるとは思ってませんでした。ありがとうございました」
修一と賢悟も笑顔でお礼を言う。
二人とも最初のふてくされていた顔からは想像出来ないさわやかな笑顔だ。
「伊勢崎さんも三崎さんもいい笑顔です。これからも女の子の前でその笑顔でいて下さいね」
修一と賢悟を見てにこやかに言う奈緒。
「女の子っていってもいろんな子がいるんだから、ステキな子を見つけて幸せになってね」
智美もにこやかに修一と賢悟に言う。
「では、智美ちゃん、奈緒ちゃん、そろそろ店を出ましょうか?まだ昼間ですが家まで送りましょう」
有斗が腕時計を見て言う。
「「はい、お願いします」」
智美と奈緒は笑顔で答えると席から立ち上がる。
「「じゃあ、伊勢崎さん、三崎さん、さようなら」」
智美と奈緒は修一と賢悟に笑顔で言ってお辞儀をすると、加奈と有斗に続いて歩きだす。
「智美ちゃん!!ちょっと待ってくれ!!」
「奈緒ちゃん!!ちょっと待ってくれ!!」
修一は智美を、賢悟は奈緒を、大きな声で呼びとめた。
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