534人が本棚に入れています
本棚に追加
*銀時side*
ジャリ…
ここは戦場
まわりには…
沢山の死体…
沢山の血が流れている
「………」
ジャリ…ジャリ…
その中で血だらけの
服を着ながら
既に息のない死体を
背負ってる男が
歩いていた
それは、…
紛れも無く
"俺"
「ふんばれオイ」
銀時は背負ってる男に言う
「絶対死なせねェから…俺が必ず助けてやるからよ」
そのまま、闇に向かう
その時…
『捨てちまえよ』
銀「!?」
『そんなもん背負ってたらてめーも死ぬぜ?どーせそいつァ助からねェ』
うるさい…
『目の前の敵を斬って斬って斬りまくってそれで何が残った?』
『"ただの死体の山じゃねーか"』
うるせーよ…
『てめーは無力だ もう全部捨てて楽になっちまえよ』
止めてくれ…
銀時は思わず耳を
塞ぎたくなる
その時…
後ろに背負っていた男が…
?『お前に護れるものなんて何にもねーんだよ!!』
俺に…
護れるものなんてない…
銀「うわぁぁあぁぁああぁ!!」
銀時は叫ぶ
止めろ…
俺はもう…
大切な人を失いたくない
銀「うっく…神楽…新八…」
いつの間にか涙を
流し、神楽、新八の
名を呼んでいた
その瞬間…―
一気に周りが暗くなった
銀「!?」
そのまま意識が無くなっていく…
神楽…新八…
そこで、完全に
意識が無くなった――
.
最初のコメントを投稿しよう!