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その答えを聞いて、小太りの男はニマリと少しだけいやらしく笑った。
「まさか、ただで教えてもらおうなんて思ってないよな?」
「……………。」
男達はニタニタと見ている。
「……あぁ、ここの酒代は俺が払おう」
「それだけか?」
もっと出せと言わんばかりにノッポの男が要求してくる。
「…………………。」
帽子をかぶった男はため息を漏らしながら、二人の男を見据えた。
「分かった。…酒代と情報料を払おう」
痛い所をつかれたのか?男は少し考える様に言った。
「そうこなくっちゃ!!」
「交渉成立だな!!!」
男達は軽く口笛を吹きながら言った。
「………とりあえず、場所を変えよう」
男達に言われるままに、店の片隅にあるテーブルまで行き、コソコソと話し始めた。
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