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キーンコーンカーンコーン 授業の終わりを告げるチャイムがなる。 いまから昼休みだ。 俺達が昼食をとる場所は、いつも屋上。 あんまり人が来ないから、色んな話ができるし、のんびりできるからイイ…って松本が言ってた。 「藍、昼飯ジュースだけかよ!?」 これが松本。 面白くて面倒見がかなりイイ。 「ん…そだけど」 「お前なあ…! ――ちょっと待っとけ。 俺がパン買って来てやっから。」 「は!? イイよそんなの! まつも…っ」 松本が駆けて行き、バタンとドアが閉まる。 (行っちゃった… 別にイイのに) 「お母さんみたい…」
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