すれ違い

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「満腹だぁ。エミ何かしたい事ある?」 「別に。何でも良いよ。任せる。」 コウタは、「よしっ!」と会計を済ませ、エミの手をしっかりと握り、近くのゲームセンターに向かった。 2人はまるで小学生のように、大声ではしゃいで遊んだ。 コウタはゲームの勝敗に一喜一憂しているエミを見て、嬉しかった。 プリクラもいっぱい撮った。 2人でくっついて撮るツーショット。 大事に財布にしまい込んだ。 「そろそろ帰ろっか?」 時計を見ると、もう夕方過ぎていた。 「んじゃ、最後帰る前にちょっと付き合って。」 コウタは考えた末に、エミにバックをプレゼントしようと決めていた。 はやる気持ちを抑え、エミの手をとり、デパートに行った。 ブランドショップが入る階を確認すると、エレベータに乗り込んだ。 高級感漂うフロア内は、クラッシックがかかり、なお一層の高級感を出している。 「エミにプレゼントしたいけ、エミの気に入ったバック買おっ!!」
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