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「ほらっ、バスに乗り遅れるよ。」
リビングから母親の声がする。
結局、あれからエミは、携帯すらとってくれなかった。
何度も、何度もかけたけど、繋がらない。
そのまま、3日間が過ぎ、また福岡にもどる朝になった。
最悪のゴールデンウィークだ。
こんな事、考えてもいなかった。
バス停で待つ間、エミが来てくれるんじゃないかと、辺りを見回すが、結局姿は見えなかった。
胸の辺りが、何かもやもやして、気持ち悪かった。
身体中何か力が入らず、気だるかった。
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