ヒラヒラ舞うのは桜 蝶 君の、

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一瞬考えた顔してから、口を開く。 「あれ、やっぱ見てない?クラス分け」 はい、ワタクシ、見ておりません。 どっかの誰かサンのせーでね、ダッシュで通りすぎましたよ。 「俺ら、一緒のクラス。西城と俺と雅、2年B組」 「へー、だから興味わいたわけ?」 「いや、沸いてはないね。超俺の気分」 「そか」 [では、在校生代表挨拶。2年、佐東知華] 「はい」 フワッとした返事が体育館に響く。 どこかおっとりとした雰囲気のちょっぴり小柄な少女が壇に立つ。 日本一、生徒会長らしくない生徒会長だと囁かれている。 というか、俺が囁いてる。 リーダーシップが笑い出したいくらい、ない。 学校を変えていこうという意思があるのか謎である。 イメージとして、会長はあだ名、女神とかのが似合う気がする。 ただ、見守るだけの、女神。 .
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