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「てか俺、準くんのは知ってたけど、俺のあんのはじめて知ったわ」
「うっそォ、俺知ってると思ってた」
「チラッと聞いたことあるけどさ、TVに似たような呼び方されてる人いるじゃん?そっちかなって」
まさかそんな、自分だとは思わないじゃんね?
「…ね、ちょっとにのちゃん」
準くんと真逆方向の脇腹をつつかれる。
「ちょ、なんだよ~、こしょばいだろっ」
脇腹弱いの、お前知ってんだろうがっ
「こしょばいって言うか?」
ちょっと細かい準くんの突っ込み。
「言わない?」
準くんの方体ごと向いて見つめあってみる。
「どっちでもいーよ、さっきからセンセー見てるよ、来賓も保護者も見てるよっ」
ぱんっと肩を叩かれて、焦った下手な囁き声。
訳のわからないおっきなジェスチャー付きで、貴女の方が注目されまくってんの気づいてる?
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