プロローグ

3/3
60人が本棚に入れています
本棚に追加
/169ページ
それにしても、何故彼らは自ら戦場へ赴くのか。 ある者は金の為に、ある者は信念の元に戦火に身を晒し、またある者は誰かの思惑によって。 三者三様、悲喜交々。レイヴンの数だけストーリーがあり、それ以上のドラマティック。 撃ち合い、打ち合い、討ち合う。そんな雨のようなリフレイン。 途切れる事ない、断つ事は赦されないメビウスの輪。己が力を以て己が戦場を駆り、汝が得物を持って汝が獲物を狩る。 そんな世界は、カル側とカラレル側の境界が酷く曖昧で、惨たらしくも鮮明だ。 それで良ければ、始めよう。 生きるも死ぬも、あなた次第。
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!