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更にマスターは検索を続ける。このマスター、たまに仕事を斡旋してくれる仲介屋でもある。ヒゲの似合う、渋いオヤジ。歳は30後半くらいだろうか。経歴は謎。元レイヴンとかなんとか、言われているが。
専属レイヴンでもない彼女には、ありがたい存在である。
「あとはしょぼい強偵とか、列車護衛とか。その程度しかないが。」
「そ。ならさ、いいのが入ったらあたしんトコに回してちょうだいね。」
彼女はカウンター席から立ち上がり、支払いを済ませて店を出た。
表に停めてあったオープンカーに飛び乗り、店を後にする。
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