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夜が明けてから、町の役場で、ギルドに加入する為の公式な書類にサインをしてもらい、紹介状を付けて提出した。
後はギルドに届けてもらえば、正式にギルドに所属する事になる。
「これで良いわ」
私は満足して頷いた。
「さて…仕事を片付けないとね」
結局、呪いに関するような文献は、見付からなかった。
その代わり、関係ありそうな面白い話を見付けたんだけどね…。
「何ですか？」
「ナヤの滝に、巨大なギョロウオがいたって言う噂よ。６年前の新聞に載ってたわ」
「凄いですね。新聞まで調べたんですか」
「まぁね」
ギョロウオは名前にウオとか入っているけど、魚では無く肉食の動物で、人を丸飲み出来るくらい大きな生物らしい。
実物は見たことが無いから、何とも言えないけど。
「動物が相手なら怖いもの無しよ！」
「いるかは分からないんですよね…？」
カインが苦笑して言った。
私も反論はしなかった。
「行ってみなきゃ分からないわ！」
何事も前向きに、行動あるのみ！
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