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レイミの怪物の家??
「え、まさか食われたり…」
「やぁね。しないわよ。私、人食じゃないもの。失礼ね」
「…って、君がレイミの怪物?」
怪物と言うには、あまりにも似つかわしくない。
「まぁ、80年も森に居座ってるんじゃ、化物扱いって事かしら?」
レイミはそう言って、笑う。
「えっと…この子達は何で此処に?まさか噂通り拐ってる訳じゃ無いよな?」
「この子達は皆、森に捨てられてたのよ。放って置くのも忍びないから、拾って育ててるの」
あ、俺の予感的中。
こんな所に集まって、生活してるなんて、予想もしなかったけど。
「あまり余裕が有る生活とは、言えないけど…生きていけるくらいは、どうにか出来てるわ」
レイミは笑って言った。
「さぁ、ご飯にしましょう。お客さんがいるから、ちょっと豪華にね」
「はぁい!」
子供達が元気良く答えた。
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