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近田「失礼しまーすっ…あれ、先生おらへん…ちょっと呼んでくるわ」
仁「ありがと…」
情けねぇ…
かっこいいとこ見せるつもりやったのに
仁「はぁ……」
『ガラガラッ』
仁「近田?先生いた…」
近田だと思って振り返ったら
仁「あれ…長谷川さん?」
「草野くん大丈夫?」
え、なんで?
俺の頭の中フリーズして
わけがわからん
なんで長谷川さんが
仁「ど、どうしたん?長谷川さんもケガ?」
「ううん、草野くん足ひねったんだよね?ちょっと心配だったから…」
…やばい心臓がバクバクしてる
俺のために来てくれた?
仁「ありがと…全然大丈夫やで?」
ちょっと見栄はってしまう
「でも湿布とか張らなきゃ」
そういって長谷川さんは
救急箱から湿布を取り出した
仁「えっあの、大丈夫だよ」
「動かないで。…はいっ出来た!」
俺の右足に湿布を張ってくれた
仁「ありがとう…長谷川さん」
「長谷川さんなんていいよぉっ?菜々って呼んで」
な…ななな菜々?!
そんないきなり呼び捨てなんてっ
仁「やっ…えっと…」
菜々「フフッ…草野くんって可愛いね♪」
そういって保健室を出て行った
仁「……………」
何やったんやろ…
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