1人が本棚に入れています
本棚に追加
僕の幸せな学校生活にひびが入り始めたのは、小学3年生からだ。きっかけは、「恋」だった。人間は一生に一度は必ず恋はするだろう。僕はそれが小学3年生にきただけ。たったそれだけのことだった。高校生と小学生の告白は全然違うものだというのは、今なら全然わかる。でも、当時好きだったAちゃんに告白をした。単刀直入に、
「Aちゃんが好きです」と。その時は凄く緊張していた。今でも忘れることはできない。しかし、僕の初恋はあっという間に終わった。「気持ち悪いこと言わないで、あんたなんかに好き何て言われたくない」
ショックだった。当時の僕はよくわからなかったかもしれないが、今の僕なら、ぶっ飛ばしたくなる。いくらなんでもひど過ぎる。言い方に問題がある。相手は小学生なのに。その日から一週間は生きている気も死んでいる気にもなれなかった。時間だけがただ過ぎて行った。その日から僕の学校生活に変化が訪れた。
「いじめ」この対象にされたのである。告白で。
最初のコメントを投稿しよう!