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「和……俺なんかまずい事言っちまったか?」
「べ、別になんでもないわよ……」
「なら……いいんだけどよ……」
何とも気になるが、和がそう言うなら詮索する必要はない。
とりあえず、今の俺はバンド名を考える事に集中しよう。
「ん~……難しいな……」
考えても本当に何も浮かんで来ない。
バンド名のネーミングってなると、俺達らしい物を考えなきゃいけない。
何かきっかけがあれば出来そうなのだが、きっかけも掴めない以上、完全にお手上げだった。
「……駄目だ。思い付かねぇ……」
「ほら見なさいよ。こういうのは本当に難しいんだからね!アイディアを出した私を奉りなさい!」
「意味わからん……」
胸を張って人差し指を突き付ける和に深い溜め息。
てか、あんなのじゃアイディアのうちに入らんだろ……
「って事で悠希。ジュースお願い。マッハで」
無理だアホ。
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