プロローグ

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大宮命(おおみやのみこと)。 それが私。 楼生大宮(ろうじょうおおみや)が神格化されたものだ。 我らが大宮家は名門の、位の高い一族であった。 だが、私はとある男に恋心を抱いてしまった。 そいつは、突然ふらふらと私の前に現れた。 最初はそいつが嫌いだった。 訳のわからぬ男だった。 いつも笑っていて、自由奔放であった。
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