組長と組長補佐2

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「お前はいっつもそうやって試すような話し方をするけどな!責められる謂われはねぇ。俺は男だ。女の子が好きだ。でも一番好きなのはお前だっつーんだから、楽しくお喋りしたっていーだろーが!」 「話すにも節度があんだろ。お前はフリーじゃねぇんだから。客との会話にしたって飲みながらの会話にしたって、ムンムンしてて分かり易すぎる。ヤリてぇとでも思ってんのか」  「むっかつく!だから別にヤリてぇとかそんなんじゃねぇだろ!俺は男女区別なく仲良くやりてぇ。お前みたいに女子と見つめ合うと素直にお喋り出来ない堅物じゃねぇ!」 「湘南気取るな道産子が。女と喋れねぇ訳ねぇだろーが!色恋になりたくねぇから最初から面倒は避けてるだけだ」 「っはーモテますね!モテる男はセリフが違うわー」 「そんな話してんじゃねぇだろ!男同士でだってルールやタブーはあんだろ!」 「んな事は言われんでも分かってる!だから何度も言うように盛り上がったら話しも親密になんだろーが…」 「なってもいいけどよ。別に制限したい訳じゃなくてだな…」 「お前の恋愛感は」 ここで例の処女に似てる、に繋がる 上手く伝わらない津閖の言い分も納得出来ない でもふと思い出すと、過去の自分はこんなにうるさくはなかった 佐恵子なんかも皆で楽しく、なタイプだから、諦めていた訳ではないけど、はいはいと言った感覚はあった 津閖にだけ こんなにも窮屈な思いをさせている
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