序章 ~プロローグ~

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一人の女性が、怒りをあらわにしながら自室に向かう廊下を歩いていた。 自室に着き部屋の中に入った彼女は怒りを爆発させた。 「お父様ったら何を考えてらっしゃるのかしら?私にお姉様達のように結婚してくれですって冗談じゃないわよ。ただ隣国というだけで顔も見た事もない方と結婚出来る訳ないじゃない。」 怒りをあらわにしている彼女の名は、ローゼリア。ラスティア王国第三王女という立場でありながらこっそり城から抜け出し身元が分からないようにして国民達と接していたお転婆王女様だ。 その他にも彼女は両親や兄姉達には内緒で王室ではしないことを彼女は自ら望んでしていった。 そのかいあって彼女はある事を密かに考えついたのだった。
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