複素数

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まずは、複素数とは何だったか復習しておきましょう。 出発点は、そう虚数単位 i = √-1 でしたね。 二乗すればマイナスの数になってしまう、なんとも不思議な「数」です。 i^2 = -1 (↑「^2」は 2を右肩に乗せる記号と覚えておいてね!) 普通の数(実数)を二乗すれば必ずプラスになるはず。 なのに、もし二乗してマイナスになる数があったら…? 最初は、そんな素朴な疑問だったはず… もちろん、虚数をモノサシで計ることはできません。 モノサシで計ることができない「数」なんて、勉強して役に立つの? 全くごもっともな疑問です。 さらには、虚数に実数を持って来て、かけたり割ったり、実数を足したり引いたりして…、 「複素数」なるものまで考え出す始末。 √3 /2 + i /2 (↑「/2」は、2で割ると覚えておいてね。上下に書けないから…) もはや数学者の暴走は手に負えないって感じだよね。 で、中学や高校の数学は、複素数同士の足し算やかけ算(四則演算)の練習だけで終わるから消化不良になるんだよね~。 (君たちは悪くないんだよ) だから、一足先に複素数の秘密を教えちゃいます。
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