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ともかく!複素数で完結しちゃう!
その先がないのも、よくよく考えてみれば、とても不思議な話なんだ。
あえて例えてみるなら、飛行機で、いくら世界一周旅行しても地球からは一歩も出ることができない、みたいなものかな?
今では地球が丸いってこと、疑う人は誰一人いないけど、よくよく考えてみれば不思議な気分になるよ~。
家から出れば、家の外の世界があるよね。住んでいる町から出れば、町の外に出るよね。いつか陸地から海に出て…海を渡ると違う国がある。自分の家に帰りたくなったら 180°引き返し、元来た道を戻るのが普通だよね。
でも、ひたすら真っ直ぐ、一度も引き返さないのに、気が付いたら自分の家に着いてた…(笑)
このように複素数は、複素数で全て完結するんだけどね。
複素数の不思議さは、これだけで終わらないんだ。
(地球の例で言うと、さっき着いた自分の家が、実は本当の自分の家でなく、虚像の家だったり…そして、さらに同じ方向に!もう一周すると本物の家にたどり着けたりするから…ビックリ!)
まだまだ、「複素数」は続くよーっ!
(答えを先に教えちゃうと、複素数の不思議さは、実は、この本では完結しないんだ…笑)
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