一線超えるとそれも愛

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  それでもきっとアイツは待ってるんじゃないかと思った   誰かに声をかけてもらうのを   「おぃ!そこの本読んでる根暗眼鏡!」   気づいたら声が出てた   慌てて口を隠すも遅く、そいつと目があった   (あっ・・・ヤバい、コイツなんて目ぇしてやがる)   「なに?」   尖ったナイフのように鋭い声が胸をえぐる   拒絶の意思、それが伝わってくる   「あぁ?ちょっと面貸せや?」   「断る」   間髪いれずに奴は拒否ってきやがった   なんか腹が立って奴の胸倉掴んで引きずりまわしてぇとか思った   「いいから来いよ!」   気づいたらオレは奴の腕を掴んでた  
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