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だが、『愛国者達』の消滅と共に、彼は姿を消した。次に雷電が彼を見るのは、入院していた病院でのことだ。
戦いの傷も大分癒えてきていた雷電は、散歩がてら病院内や周りを歩き回っていた。
その日も、雷電は病院内を散歩していた。そんなときに、彼は中庭のベンチに腰掛け、子供とは思えない複雑な表情でどこかを見つめている少年に出会ったのだ。
そこにいたのは、シャドー・モセスで自分を救い出し、ミズーリへと返してくれた、いつかの少年だった。雷電はこの時初めて彼の顔をじっくり見た。以前見たときは、雷電は腕の痛みやら何やらで、まともに顔を合わせられる状態ではなかったからだ。
雷電は彼の身体を見て、驚きのあまり立ち尽くした。
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