要請

9/31

255人が本棚に入れています
本棚に追加
/557ページ
「君の…名前は?」   少年の痛いほどの警戒した視線を感じながら、雷電は尋ねた。   少年はすぐには答えなかった。まだ完全に信用していないのだろう。だがしばらくの沈黙の後、彼は小さく「ジャック」とだけ言った。   雷電は彼が自分と同じ名前だということにも驚いていた。いくら何でも、ここまでの偶然があるものだろうか。   「強化外骨格?」   雷電が呟くと、少年は小さく頷いた。   「……『愛国者達』に?」
/557ページ

最初のコメントを投稿しよう!

255人が本棚に入れています
本棚に追加