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「君の…名前は?」
少年の痛いほどの警戒した視線を感じながら、雷電は尋ねた。
少年はすぐには答えなかった。まだ完全に信用していないのだろう。だがしばらくの沈黙の後、彼は小さく「ジャック」とだけ言った。
雷電は彼が自分と同じ名前だということにも驚いていた。いくら何でも、ここまでの偶然があるものだろうか。
「強化外骨格?」
雷電が呟くと、少年は小さく頷いた。
「……『愛国者達』に?」
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