9.気持ち

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「潤、心優!」 部活を終えた2人に駆け寄る。 2人とも、驚いた様子だ。 「全く…遅いんだよ…」 潤は少しほっとしたように、苦笑いを浮かべている。 「…」 心優は、一言も、話さない。 うつむき、何か言いたそうにしけるけど… 「…話があるんだ。 2人とも、聞いてほしい。」 やっとのことで、それだけ伝える。 潤は優しく、うなずく。 心優は、相変わらず、黙ったままだ。 「ここじゃなんだから、とりあえず、移動しようか。」 潤の声に、3人は歩き始めた。
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